前回の準備編に続き今回はパーツの交換実践編です。
まずは電源ユニットを取り外す為に挿してあるケーブル類をすべて外していきます。ケーブルはビデオカード用PCI Express電源ケーブル、SATA電源ケーブル、マザーボード24/20ピンケーブル、ファンケーブル、CPU電源4ピンケーブル。うちにある後期型XPS 8930だとCPU電源4ピンケーブル以外は割と簡単に外せます。
マザーボード24/20ピン。
厄介なのがCPU電源4ピン。このCPUクーラーの下の奥にあります。
こんな感じでCPUクーラーを外さないと触ることもできません。
CPUクーラーを外す作業は何十年もやっていなかったので正直気が進みませんが、パーツを購入してしまっているのでやらない訳にはいかないですね。という事でCPUファン、CPUヒートシンクと順番に外していきます。
CPUファンを外した直後。
ヒートシンクを固定する4つのネジを外せばヒートシンクも簡単に外せます。
CPUヒートシンク取り外し直後。久しぶりにCPUを見ました。写真中央の茶色と黒の4ピンケーブルが抜きたかったCPU電源のATX12V 4ピンケーブルです。ここまでくればあとは抜くだけです。
ケーブルをすべて抜いてXPS 8930から取り外した電源ユニット。今までご苦労様。
将来、再度電源ユニットを交換する際にまたCPUクーラーを取り外すのも厄介なのでATX12V 4ピンケーブルが簡単に抜き差し出来る様に延長ケーブルを使って作業しやすいところにコネクタを出しとく事にしました。
続いてビデオカード。こちらは何も問題はなくPCI Expressスロットに挿すだけです。写真上のビデオカードはこれまで挿してあったGeForce GTX 1660Tiカード。
購入した ASUS DUAL-RTX3060-O12G-V2 はボード長が長くないのでコンパクトなXPS 8930でも問題なく収まります。
後期型のXPS 8930はビデオカードを交換する際に電源ユニットを交換した方が安心ですがその作業の為にCPUクーラーを取り外す必要もありました。が交換した効果は十分あり、目的だったStable Diffusionでの画像生成が1枚10秒台で終えるとこができる様になっています。元々が画像1枚1分だったことを考えると大きな成果です。さらなる時間短縮はPC買い替えかなとも。
以上、同じくXPS 8930でビデオカード交換を考えている方の参考になれば幸いです。
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