ビジネスのシーンで利用されることの多いパナソニックのレッツノートは私もデザインが好きで愛用するノートパソコンだったりします。そんなレッツノートでも古くなり他人に譲る際や売却する際にWindows10を出荷時の状態に戻したい場合があります。ここでは工場出荷状態に戻すリカバリー方法を紹介します。
リカバリー方法はDtoDが便利
ここではPanasonic Let's note SZ5を使って説明しますがこのモデルはSSD内にリカバリー領域があり、Disk to Disk(DtoD)で簡単にリカバリーできます。DtoD領域が無いモデルでもリカバリーディスクを自身で作成すればリカバリーが可能となりますが、ここではDtoDでの方法のみ説明します。
パソコンの電源を入れた際に「Panasonic」のロゴ表示中に【F2】キーを押してセットアップユーティリティを起動します。右にある「終了」メニューまで移動し「Recovery Partition」を選択して【Enter】キーで実行。
実行後は画面に表示される内容を確認しながら進めるだけでWindowsのリカバリーが実施されます。何度か画面が切り替わりながらリカバリー処理は進みますが今回試した Let's note SZ5 だと約25分程度で処理が完了しました。
リカバリーが完了しているのか念の為確認しました。
パソコンの電源オンの初回Windows10起動時の画面。正しくリカバリーができています。
まとめ
DtoD領域を使ったリカバリー機能はとても簡単に実行できますが、リカバリーが完了すると記録していたデータや設定はすべて初期化され工場出荷状態に戻ってしまうので事前に大事なデータのバックアップや設定情報のメモを忘れない様にしましょう。